独立行政法人国立病院機構 米子医療センター

患者様向け情報

緩和ケア

緩和ケア認定看護師 山﨑 美沙

私は平成21年度看護協会が認定する、緩和ケア認定看護師の資格を取得しました。緩和ケアの分野はとても広い視野を持って取り組んでいかなければならない分野でもあり、これからも自己研鑽に励みながら緩和ケアを中心に看護ケアを行って行きたいと考えています。

緩和ケアチームの一員として、この春より院内外への緩和ケア教育活動を含め、緩和ケアチームの充実のために、緩和ケア専従看護師として勤務しています。患者さん・家族の方の痛みを緩和出来るよう、緩和ケア担当医師をはじめ薬剤師、病棟スタッフと一丸となり、関わらせて頂いています。力を入れたいことは、患者さん・家族の方に寄り添い、体の痛みだけでなく、こころの痛みにも目を向けていき、患者さん・家族の方の生活の質(QOL)を高めることです。

緩和ケアチームの活動について

緩和ケアって?

緩和ケアと聞くと、「死に逝く人が受けるもの」というイメージを受けるかもしれません。しかし、真の緩和ケアとは、がんと診断された時から、体の痛みや心の痛みなどの「痛み」の緩和をしていくことです。つまり、がん治療中に起こる様々な苦痛を緩和していくということです。誰でも苦痛な症状があれば、テレビを見ることが出来なかったり、散歩、外出することが出来なかったり。その人らしい生活を送ることが出来ません。緩和ケアの目的は、患者さん・ご家族のその人らしい生活を送れるように苦痛な症状を緩和することです。

緩和ケアチームって?

緩和ケアチームとは、医師、薬剤師、看護師、理学療法士、医療福祉士など他職種がチームを組んでいます。それぞれが専門性を活かしながら、緩和ケアチームに依頼があった患者さん・ご家族の治療やケアをしていきます。チームの中心には、患者さん・ご家族がいて、要望や希望を聞きながらより良い治療・ケアとなることを目指していきます。

kanwa1緩和ケアチームの介入するための流れはこうなっています。

①主治医もしくは病棟看護師より、「緩和ケアチーム依頼票」を緩和ケア認定看護師まで提出します。

②緩和ケア認定看護師が直接患者さん・家族の方の病室まで訪問し、話をします。

③緩和ケア担当医師、薬剤師、緩和ケア認定看護師、病棟看護師がカンファレンスを行い、患者さん・家族の方のケアにいかしていきます。(必要時、精神科医あるいは臨床心理士とも協力し合い、精神面の援助をしていきます。)

各々の専門的視点で現状分析をし、問題共有しながら解決策を出し、実践します。

緩和ケア認定看護師の活動内容

①身体の痛みや嘔気・便秘などの苦痛症状のコントロール
苦痛症状が緩和できるように、薬剤の検討やケアを提供します。

②不安や抑うつ等の精神症状の緩和
不安やつらい気持ちを傾聴し、相談に乗る。時には、専門家のアドバイスが必要な時には、橋渡しをします。

③家族ケア
患者さんだけでなく、家族のつらい気持ちも支えていく。など、様々な苦痛症状の緩和をしています。

④教育活動
「緩和ケアってなに?」「リンパマッサージ」「呼吸リハ」「精神的ケアとスピリチュアルケアについて」「エンゼルメイク」「がん性疼痛のコントロール」など、要望に応じて研修を行います。院内だけでなく、院外に向けても実施していきます。

研修をご希望の際には下記まで連絡してください。

連絡先:米子医療センター がん相談支援室
(0859)33-7111 内線:660
緩和ケア認定看護師  山﨑 美沙

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