
手術トレーニング
山陰で初めて腹腔鏡手術トレーニングシミュレータが導入されました!
近年、お腹を大きく切らずに、体への負担をできるだけ少なくして行う「低侵襲手術」が普及しています。お腹や胸に小さな穴を開けてそこにカメラやハサミ、鉗子などの器具を入れてテレビの画面を見ながら行う「腹腔鏡手術」や「胸腔鏡手術」などがそれにあたります。お腹や胸を大きく切って直視して処置を行う開腹・開胸手術の方が術者はやりやすいのですが、患者さんにとって体への負担が大きく、回復にも時間がかかります。低侵襲手術を行うことで、出血や痛みが少なく、術後のQOL(Quality of life)を低下させることなく治療ができるため、患者さんにとってのメリットは大きなものがあります。当院でも、術者の技量や手術の安全性を第一に考えながら、肺・胃・大腸・腎臓の手術などでは積極的に「胸腔鏡手術」や「腹腔鏡手術」を取り入れております。
これらの手術を行うには、目で見たモニター画面から、距離を考えながら右手と左手をうまく連携させるという高い技術が必要なため、どの医師でもどこの病院でも直ぐに手術手技を習得できるものではありません。
今回、当院では腹腔鏡手術のシミュレーター「LAP Mentor」を導入し、外科系医師の術者としての感覚や技術をさらに磨き、実践につながる技能を修得することができるようトレーニング環境を整備致しました。とくに若手外科系医師や研修医、腹腔鏡技術認定医を志す医師にとって強力な味方になると考えております。
当院のLAPMentorのモジュール概要は以下のようになっております。
腹腔鏡トレーニング基本タスク(9種類)
腹腔鏡下胆嚢摘出術の手技操作別課題(4種)
腹腔鏡下胆嚢摘出術 数症例
結紮縫合手技 基本タスク6種類、アドバンスドタスク7種類
利き手対応、スーチャリングハンドルへ交換可能
腹腔鏡下S状結腸切除術モジュール
腹腔鏡下胆嚢摘出術モジュール
腹腔鏡下腎摘除術モジュール(22年5月導入予定)

腹腔鏡下胆嚢摘出術、腹腔鏡下S状結腸切除術、腹腔鏡下腎摘除術のモジュールでは臓器の触感もあり,実際の手術さながらのトレーニングが可能です。
また、LAPCOACHERも設置し縫合結紮のトレーニングも実施しております。
院外の先生方でも使用を御希望の方は、当院の外科系医師に直接御連絡下さい。

