独立行政法人国立病院機構 米子医療センター

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呼吸器内科

担当医師
  • 小勝負知明診療部長
  • 冨田桂公診療部長
  • 上田康仁医師
  • 阪本智宏医師
医師紹介
小勝負知明医長

睡眠時無呼吸症候群について ~気管支喘息の診断~

診療部長 小勝負 知明

GINA2006による気管支喘息の定義は「喘息は気道の慢性炎症性疾患であり、多くの細胞や細胞成分が役割を演じている。その慢性炎症によって気道過敏性が上昇し、繰り返す喘鳴、息切れ、胸部圧迫感(胸苦しさ)および咳が、特に夜間や早朝に起こる。これらの発作は通常、肺内部の広範囲な、しかしさまざまな程の気流閉塞を伴っており、しばしば自然に、もしくは治療により寛解する。」となっている。したがって気管支喘息の診断には次の項目が必要である。

  1. 臨床症状(夜間や早朝に出現しやすい発作性の呼吸困難、喘鳴、胸苦しさ、咳の反復)
  2. 呼吸機能検査による可逆性気流制限(1秒率が70%以下でβ2刺激吸入薬により1秒量が12%以上増加)
  3. 気道過敏性亢進の証明
  4. アレルギー状態の評価(血清中の特異的ⅠgE,アレルゲンを用いた皮膚テスト。ただしアトピー素因を認めない患者も少なくない)
  5. 鑑別診断疾患の除外(特にCOPDと心不全との鑑別が必要)

当院では上記診断項目に沿って気管支喘息の正確な診断を行っている。特に気管支喘息と確定できない人や咳喘息では気道過敏性亢進の証明としてアストグラフを用いた検査を行っている。呼吸抵抗を連続測定しながら、回路内に組み込んだネブライザーより1分間ずつ生理食塩水、メサコリンを低濃度より順次連続的に吸入する。健常者では反応がなく、もし無反応であれば気管支喘息や咳喘息は確実に否定できるため極めて客観性の高い検査である。

アストグラフ

主に扱っている
病気
肺炎、肺結核、非定型抗酸菌症、気管支喘息、肺気腫、慢性気管支炎、びまん性汎細気管支炎、気管支拡張症、間質性肺炎、肺癌、睡眠時無呼吸症候群などの呼吸器疾患全般
診療方針

日本呼吸器学会の認定施設として、呼吸器疾患全般にわたり最新かつ最高のレベルでの診断と治療を提供します。

診療内容
  • 慢性呼吸不全に対してヨーガを取り入れた当院独自の呼吸リハビリテーションを行います。
  • 適応があれば在宅酸素療法、在宅人工呼吸療法を積極的に行っています。
  • 気管支喘息、特にcough variant asthma に対して気道過敏性テスト(アストグラフ)でより正確な診断を行っています。
  • 気管支喘息に対してピークフローメーターを用いた自己管理の指導を行っています。
  • 肺癌は放射線科、呼吸器外科と連携し、画像診断、経気管支肺生検、CTガイド下肺生検、胸腔鏡下生検により正確な診断のもとに最善の治療を選択しています。
  • 肺癌の緩和医療を実践しています。
  • 睡眠時無呼吸症候群の診断並びにnasal CPAPによる治療を行っています。

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